【読書の秋】やっぱり森見登美彦はおすすめしたい

今週のお題「読書の秋」

読書に秋ということで、何か面白い本はないか・・と探している方も多いのではないでしょうか。そんなあなたにお勧めしたいのは森見登美彦の作品の「夜は短し歩けよ乙女」です。

 

なんといっても独特の文体がいい。これで挫折してしまう人もいると思いますが・・・(笑)。初見で見たときには、「ん??どういうことだ?」と思わせるような文の書き方なのですが、少し時間をかけて読んでみると味があって僕は好きです。簡単にこの小説のあらすじを説明をすると、

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。(アマゾン商品説明より)

という感じに恋愛小説(?)なのかそれとはまた一味違った、ふがない大学生の主人公が主人公なりに工夫して、黒髪乙女にアタックをするお話です。この本を読んだ男性陣は自分の周りに黒髪乙女がいないか確認してしまうのではないのでしょうか・・?(笑)

 こちらの作品を気に入られた方は、同じように京都を舞台とした小説、「四畳半神話大系」、「四畳半王国見聞録」もおすすめです。

 

 

ちなみにこの作品は映画化もされており、こちらは星野源、花沢香奈らが声優を務めているアニメーション作品となっています。 

 

 

森見登美彦と聞いて「あぁ・・・。流行ってるから買ったものの、文章が固すぎて最初の方だけ読んで挫折したわ・・・」このような、方も多くいるのではないでしょうか。。?

そんな少し硬派な感じの文苦手だという方は、「ペンギンハイウェイ」もおすすめです。この作品は他の森見登美彦の作品とはまた違って、固い文章が苦手な方でも読みやすい書き方となっており、とてもお勧めです。

 

こちらは主人公が小学4年生の少年。ある日、ペンギンの群れが街に現れ、捕獲されたのだがトラックで運ばれているうちに突然と姿を消してしまったという。その後も何度もペンギンの群れが現れ姿を消すという珍事件が起こる。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知った主人公は、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説です。

 ぜひ一度読んでみるのをおすすめします。

 

 

こちらの作品も実は2018年8月にアニメ映画化されており、こちらの作品も原作とは少し違っておすすめです。

 

映画【ボヘミアン・ラプソディー】を見て(ネタバレ注意)

興奮が冷めないうちに・・・

本日、11月9日(金)公開の映画「ボヘミアン・ラプソディー」を見てきました。


映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

この映画もう最高ですね。。主演のラミ・マレックの熱のこもった演技も最高でした。

そしてQueen史上の中で最も最高のライブと呼ばれる、Live Aidのライブこれも再現度が高くてとても感動しました!!(これが実際のライブ↓!!)


Queen - Live AID 1985 Full Concert (Best Version) (HD)

 

個人的にはこの映画はQueenのバンドとしてよりかは、フレディ・マーキュリーの人間模様を描いているように感じました。フレディーの一人の人間としての悩みや葛藤、自分がゲイであることへの向き合ってる姿、とても考えさせられました。

まだ見てなくてQueenのことをあまり知らないという方は上にあげたライブ映像を見てからぜひ劇場に足を運んでみてください!!

 

最後に僕の好きな曲でもあり、この映画の題名でもある"Bohemian Rhapsody"です。是非聞いてみてください!!


Queen - Bohemian Rhapsody (Official Lyric Video)

遺伝子組換え作物(GM作物)って!?調べてみた

最近なにかと話題になっている、遺伝子組換え作物ですがその現状について科学的な見方から書いていきたいと思います。

まず、"遺伝子組換え"の定義は何でしょう...?

 

"遺伝子組換え"とは、生物の細胞から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、植物などの細胞の遺伝 子に組み込み、新しい性質をもたせることを遺伝子組換えといいます。(厚生労働省ホームページより)

 

例えて言うなら、ある植物が特定の害虫に対して弱いとき、その害虫に対する抵抗性を持っている植物の遺伝子をもう一方の植物のDNAに組み込み、新しい性質を持たせることです。

 

日本ではどのくらい遺伝子組換え作物が輸入されているの・・・??

「トウモロコシ」についてみてみましょう。

日本ではトウモロコシの自給率は0%*1で、ほとんどを輸入に頼っています。

現在、輸入の72.5%(1051.2万トン)を米国が占めており、最大の輸入相手国となっています。その米国では作付け面積の93%が遺伝子組換えトウモロコシのとなっています。これより多くの遺伝子組換えトウモロコシが日本国内に輸入されているとわかります。

他にも、ダイズ、ナタネ、ワタなどの他の作物でも、多くの遺伝子組換え作物が日本国内では流通しています。

 

日本で流通している遺伝子組換え作物の安全性は・・・?

 日本で多くの遺伝子組換え作物が流通しているのは事実です。これらの安全性が皆さんの気になるところでしょう。それについて書いていきたいと思います。

まずこれらの安全性は厚生労働省が科学的根拠を元に主に5つの観点からみてチェックしています。

❶組み込む前の作物(既存の食品)、組み込む遺伝子、ベクター(遺伝子の運び屋)などはよく解明されたものか、人が食べた経験はあるか。

❷組み込まれた遺伝子はどのように働くか。

❸組み込んだ遺伝子からできるタンパク質はヒトに有害でないか、アレルギーを起こさないか。

❹組み込まれた遺伝子が間接的に作用し、有害物質などを作る可能性はないか。

❺食品中の栄養素などが大きく変わらないか。

 

※以上のデータを総合的に評価しても、なお安全が確認できない場合は、必要に応じて動物を使った毒性試験などを行います。

※新たな科学的な知見が生じた場合は再評価を行います。

(厚生労働省ホームページより)

輸入時には抜き取り検査を行っています。

 (詳しくは別の機会に書こうと思います。)

 

目的別に見る遺伝子組換え植物の種類

では、なぜ遺伝子組換え作物を栽培しているのでしょうか・・・?

簡単に言うと、

  1. 害虫や、除草剤などに対して抵抗性を持たせたもの。(第一世代)
  2. 作物の成分を変えて食べる人に利益をもたらすもの。(第二世代)

の2点です。

第一世代のものはいわずもがな生産者(労働が楽になる)にも消費者(価格が落ちるなど)にも大きな利益があります。

 

ここでは、”作物の成分を変えて食べる人に利益をもたらすもの(第二世代)”について説明しいきたいと思います。

 

第二世代のものの代表例としては、

高βカロテン(ビタミンA)のコメ(ゴールデンライス)があります。

これは発展途上国で、ビタミンA欠乏による失明などが問題となっていることに対して、それらを解決するために作られたもので、普通のコメには含まれていないβカロテンを遺伝子組換えによってコメに含ませ、普段から摂取することでビタミンA欠乏を減らそうというものです。

他にも、日持ちの良いトマト(フレーバーセーバー)や、高オレイン酸ダイズなど様々なものがあります。

 

世界における遺伝子組み換え作物

  1. 遺伝子組換え作物の栽培面積は増加傾向にあります。
  2. 遺伝子組換え作物の栽培国のうち、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、カナダ、インドで全栽培面積の約91%を占めています。
  3. 2014年のアメリカでの遺伝子組み換え作物の栽培面積比率は、ダイズが94%,トウモロコシが93%となっている。

ここからわかるように、まだ一部の国でしか商業栽培がされていないが、年々確実に遺伝子組換え作物の量が増えているとわかります。

最後に

今後、私たちの生活の中に今より多くの技術が入り込んでくると思われるので、正しい知識を身につけて、個々人が周りに流されず、きちんとした判断をしていくべきだと思います。

*1:ただしスイートコーンは除く